新幹線やカフェなどでパソコンを使用して仕事をしている人をよく見かけるようになりました。働き方の多様化で、社外でパソコンを使用する機会が増えていると思います。しかし、社外でパソコンを使用する際には様々なリスクがあり、会社にとって重大な情報を漏洩させてしまう可能性があります。今回は、「社外でのPC使用による情報漏洩の危険性と対策」についてご紹介します。
01.パソコン画面、誰かに見られてませんか?
近くに立っている人が操作しているスマホの画面を見てしまうことはありませんか?パソコンもスマホと同様に、見ないようにしていても操作されている画面が目に入るとなんとなく見てしまう方も多いのではないでしょうか。社外でパソコンを使用するときは、自分が思っているよりも画面は丸見えで、誰かに見られている可能性があるということを忘れてはいけません。実際、SNSのXで「パソコン 画面 丸見え」と検索すると該当のポストがたくさん出てきます。
パソコンを使用すると周囲の人に画面を見られやすい、要注意な場所の例をいくつか記載いたします。

要注意場所の一例
- 電車、新幹線などの公共交通機関
- 駅や空港などのベンチ、待合室
- カフェなどの飲食店
→不特定多数の人が利用する公共の場は特に注意が必要です。
02.公共の場でパソコンを使用する際のリスク
公共の場には様々な人がいるため、悪意を持って画面を覗く人がいたり、隣にいた人がたまたま自社のお客様という可能性もあります。パソコンの画面を見られて重大な情報が漏洩した場合は、自分が勤めている会社が社会的信用を失ってしまいます。
公共の場でパソコンを使用すると画面を覗かれる以外にも様々なリスクがあるため、ご紹介します。
公共の場でパソコンを使用する際のリスク
- 作業中のパソコン画面を覗かれる
作成・閲覧中の資料、メール送受信画面などから情報漏洩するリスクがあります。 - 公衆Wi-Fiを利用することで通信内容を盗み見られる
暗号化されていない公衆Wi-Fiは、通信内容を盗み見られたりウイルスに感染するリスクがあります。 - パソコンを置き忘れる、盗難される
使い終わってそのまま置き忘れてしまったり、悪意ある人によって盗難されるリスクがあります。
03.公共の場でパソコンを使用する際のリスク対策
移動時間や外出時の隙間時間を有効に使うためにもリスクを考慮し、適切な対策を講じることが重要です。ここではリスクを軽減するための対策をご紹介します。
- 公共の場でパソコンを使用することを推奨しているわけではありません。
パソコン画面を覗かれることへの対策方法
- パソコンフィルターをつける
正面以外の角度からの覗き見を防ぐことができます。 - 個室のワークスペースを使用する
パソコン画面を覗かれる心配もなく、周囲の雑音も気にせず集中して作業が行えます。
公衆Wi-Fiを使用することへの対策方法
- 接続する前に公衆Wi-Fiが安全かどうか確認する
だれが提供しているどのようなサービスなのか、セキュリティ対策はどうなっているのかなど安全かどうか確認してから接続しましょう。
総務省のサイトに公衆Wi-Fiを使用する際に気を付けるポイントが掲載されています。
無線LAN(Wi-Fi)の安全な利用(セキュリティ確保)について(総務省サイトに遷移します) - VPNを使用する
通信を外部から保護することができるため、通信内容を盗み見られる可能性が低くなります。
必要な機器を準備する必要があるため、対策難易度は高いです。
パソコンの置き忘れや盗難への対策方法
- ロック付きの鞄や紛失防止タグを使用する
ロック付きの鞄は、ロックを解除しないと鞄が開かないため収納物を盗難から守ることができます。
紛失防止タグは、離れるとアラームが鳴るため紛失防止になります。万が一紛失した際には探し物がどこにあるのかをすぐに確認できます。
付録1.パソコンフィルターの紹介
社外だけでなく社内であっても、人事データやインサイダー情報を取り扱う場合にはパソコンフィルターの使用をおすすめいたします。
また、パソコンフィルターは周りからの覗き見を防止するだけでなく、ブルーライトカット機能で長時間のパソコン作業でも目の疲れを軽減してくれる効果もあります。
イー・クイックスでは多くのパソコンフィルターを取り扱っています!ぜひご覧ください。
付録2.ロック付き鞄、紛失防止タグの紹介
紛失してからでは遅いので、もしものときに備えて事前に準備しておくことが大切です。こちらもぜひご覧ください。
ロック付き鞄の商品一覧はこちらから 紛失防止タグ関連の商品一覧はこちらから